CPS2電池交換
はい。やらなきゃと思いつつもずっと先送りにしていた案件についに手を出しました。
カプコンの電池基板とは?
これがCPシステム1。あとガワが緑色のCPシステム2とかストIIIとかのCPシステム3がございます。CPシステム基板は海賊版防止の対策としてバッテリーによる暗号データの保持がなされており、早い話が「電池が切れるとデータの復号ができなくなりゲームが起動しなくなる」というものでして、もしも電池が切れて起動しなくなった場合カプコンに送れば有償で修理するサービスがあったり(CPS2以降)なかったり(CPS1)します。
まあ、有償対応なため個人で交換してコストを下げようっていう流れは必然でしょうね。失敗すれば基板は死ぬわけですが、現在では死んだ基板を復活させる術もあるとかないとかそういう時代。
というわけで必要な工具。
バル・バラのようなT20トルクスドライバー。サブボード側もそうですが、マザー側の爆音ファンを交換するためにも必要になるので持っていて損はない。
交換用の電池は塩化チオニルリチウム電池を使用。
信頼度としては東芝製がいいらしいんですが1本3000円とかするので数が増えると死ねる、秋月の圧倒的な安さは正直不安、そうすると先人達も広くご愛用のネクセルに。ソケットも一緒に買いました。
さて作業開始
①サブボード上、電池の載っている裏側からアクセスします。
②電池ソケットを配線。塩化チオニルリチウム電池というのは並列で使用するのはマズイらしいのでこの時点では電池はセットしません。
③ソケットをつけた状態のサブボードをマザーに載せて起動させます。そして通電状態のままサブの電池をカットしてポイー、
新しい電池をセットします!ソケットを取り付けた時もそうなんですが、新しい電池を取り付けた時も念のためテスターで3.6vが流れている事を確認しておきましょう。電池を入れ替えた後に基板の電源を入れ直して問題なく起動することも確認したいですね。
④万が一電池がすっぽ抜けたりしないようにインシュロックで固定してソケットを両面テープでサブボードのケースに固定
電池交換日をラベリングして一丁上がり・・・
全部やったら結構時間かかった(;´Д`)
あとは一週間くらい寝かせてから再度通電させて生死を確認するだけです。
ちな取り外した電池たちの日付は
スーパーストリートファイターIIX:93年09月
スーパーマッスルボマー:93年10月
エイリアンvsプレデター:93年10月
サイバーボッツ:94年02月
ヴァンパイア:94年04月
D&Dシャドーオーバーミスタラ:96年04月
ストリートファイターZERO2アルファ:96年05月
ヴァンパイアセイヴァー:97年01月
ポケットファイター:97年06月
CPS2でさえ20年以上前のものがゴロゴロしてる現実よ・・・